飛行機王の中島知久平邸を空撮でご紹介します！
中島知久平邸を空んだ
中島知久平が両親のために建てた敷地面積一万平方メートルを越える昭和の豪華な豪邸を空撮でご紹介します。とにかく屋敷も庭もただただ広いっす！
飛行機王の中島知久平が両親のために建てた大邸宅
昭和を代表する人気軽自動車の中にはスバル３６０やスバルサンバーがあります。また、今なおファンが多いラビットスクーターを開発したメーカーといえば、群馬県太田市にある旧富士重工業（現株式会社SUBARU）ですよね。
その前身である会社の創設者が太田市押切町に生まれた中島知久平（なかじまちくへい）。今回は中島知久平氏が両親のために建てた飛行機王の大豪邸にやって来ました。ちなみに中島知久平氏は群馬県人で初めて大臣になった方です。
やはり実績十分の中島知久平が上毛かるたに載らないのは、ワードが「戦争」だからかな。
ここは利根川が流れていて、埼玉県と群馬県の県境。猛暑で知られる熊谷市と隣り合わせの場所です。だから真夏はとけちゃいそうに暑い！
両親のために作った一万平方メートルの中島知久平邸宅は国の重要文化財に指定。
株式会社SUBARUの前身、旧中島飛行機創設者の中島知久平氏。
いかにも貫禄がありそうなお方です。
ではここで貰って来たパンフで中島知久平氏の略歴を簡単に紹介します。
明治１７年太田市押切町に生まれる
明治３５年軍人を志し押切町の家を出て上京
明治４０年海軍機関学校を３番以内で卒業
明治４４年海軍機関大尉に昇進
明治４５年海軍大学を卒業し、アメリカで飛行機の制作や整備などを研究、操縦免許も取得
大正 ２年海軍機工場長で海軍初の飛行機を制作
大正 ６年海軍を退官、太田市に飛行機研究所を開設
昭和 ９年太田新工場完成、昭和天皇が工場に行幸
昭和１２年鉄道大臣となる（群馬県人初の大臣）
昭和１４年政友会第８代総裁となる
昭和２０年軍需、商工大臣で敗戦処理、正三位を受賞
昭和２４年死去、６５歳、墓所は押切町徳性寺
ここが群馬県太田市にある中島飛行機の創設者である中島知久平氏が、両親のために築いたという大規模な邸宅です。まずは彫刻が施された門構えがご立派！邸宅がある大きな敷地内と邸宅内部は無料で開放されてます。
なお、休館日は月曜日。月曜が休日の場合は翌日が休館です。
正面から入ってすぐに玄関広間。病院か何かの待合室くらい玄関広間はだだっ広い。やはりただものではない雰囲気を感じる邸宅。応接室には金持ちらしい高そうなシャンデリアに大理石の暖炉もある。置いてあるものすべてが上品な感じ！
お掃除ロボットがないこの時代、これだけ広いとお手伝いさんがいたにしろ掃除が大変だと思う。貧乏人はそのようなことに目がいき心配するけど、経済力がスゴイお金持ちは、むしろそのようなことに関心がなく、関係ないのだろうね。
宅地約３０００坪、庭は約３０００平方ｍの中島知久平邸
近代和風の大規模邸宅は当時飛行機王と言われた中島飛行機の創設者、中島知久平が昭和５年に両親のために築いた大邸宅。宅地面積は約３０００坪、庭は約３０００平方ｍと言うから親孝行のレベルが我々一般庶民とは違う！
大規模邸宅の主屋は、玄関棟、客室棟、居間棟、食堂棟など複数棟からなり、回廊式の構造となっている。最初の空撮画像でも確認できるように、中庭を囲んだ「ロ」の字型となっている。戦前によくもまぁーと思う建物だ。
ここは女中さんが住んでいた部屋。これだけの庭に敷地を管理していた女中さんは何人いたのだろうか？市原悦子みたいな人かな・・・
玄関棟の広間と右側に応接間。玄関を入ると事務室があり、女性の職員なのかボランティアの方がいて、邸宅のことをいろいろ教えてくれます。
両親が暮らしていた居間。居間の隣は仏間です。
障子が破れていますが当時のままなのでしょうか？それにしても酷い。
大邸宅で唯一洋風になっている応接間。応接間には値段の高そうな大理石の暖炉が置かれ、窓やドア部分はステンドグラスで装飾されている。
正面玄関には唐破風屋根の車寄があり、玄関を入ると広間。左手に事務室、右に応接間が２部屋続きます。天井にはシャンデリアが架かってます。
さすが当時の飛行機王の大豪邸だ！！
スポット：中島知久平邸（国指定重要文化財）
住所：群馬県太田市押切町1417
見学料：無料
駐車場：あり
時間：９時〜１７時まで
中島知久平邸の場所とアクセス地図