サージタンクが目印の渋川にある佐久発電所
サージタンクの上をドローンで飛んだ
渋川のシンボルである佐久発電所のサージタンクの高さは約75メートル。以前から煙突型のサージタンクのてっぺんがどうになっているのか気になってました。今回は小型ドローンでサージタンクのてっぺんの高さまで飛んで確認してきました。
渋川市北橘の山の上にそびえ立つ佐久発電所は東京電力の水力発電所。
巨大なサージタンクは国道17号線や関越自動車道からも確認できて、昔からこの場所を象徴するランドマーク的タワーになっています。
国レベルで問題になっている原子力発電ですが、ここの佐久発電所のように水を使った水力発電や風で電気を起こす風力発電、お天道様の恩恵に預かる太陽光発電で安全に代替え出来ればいいのですが・・・しかしコスト面で安く安定的に電気を作るとなると、悲しいかな違う方向にいってしまうのでしょう。
建設当時は世界一高いサージタンク。高さは約75メートルもあるので、近くに来ると太くて高くて圧倒されます。
高いところが苦手の方はここでは戦力にはならない。高所恐怖症の方は、あまりの高さにサージタンクには怖くて登れないでしょう。登れなくては仕事にならない・・・だから私もここでは働けないでしょう。
こちらは旧水圧鉄管の展示物。サージタンクを結ぶ導水管として活躍。
佐久発電所の名称由来と浅野総一郎氏
こちらが九転十起の像。浅野セメント創業者、浅野総一郎氏の銅像ですね。
九転十起と言うように、何度も事業に失敗してもめげなかった浅野総一郎氏。諦めずに最後には自分の夢を実現させた尊敬できる人物です。
直ぐにめげてしまう自分とは大違いだ!見習わなくては・・・ね。
また、佐久発電所の名称由来が変わっている。
長野県の佐久市とは何ら関係なく、浅野総一郎氏の奥さんの名前をそのまま発電所名にしたもの。ちなみに奥さんの名前が「作」さんで、その雅号「佐久」から採っている。
愛妻家だったんですね、へぇ〜って感じ。
このご太い水圧鉄管は、真壁調整池まで続いている模様。真壁調整池から水圧鉄管を通って巨大なサージタンクへ至り、そこから3本の水圧管路に別れて発電所に至るようです。
真壁貯水池に続く水圧鉄管の回りには桜が多数植えられています。なのでシーズン時は花見客で結構混雑するようです。確かにここはロケーション的には画になると思う。
佐久発電所の近隣には北橘歴史資料館があり、200円払えば重要文化財が多数見れます。
公園には茅葺屋根の復元もあります。ちなみに公園は下遠原遺跡。
資料館敷地内には「たちばなの郷公園」。公園には縄文時代の竪穴式住居(小室敷石住居跡)が復元されている。
200円払って入館しました。
なんでも鑑定団に出せば、どえらい金額が付きそうな国の重要文化財が多数見れました。また、NHK大河ドラマの「花燃ゆ」の恩恵を受けようと、小さなコーナーが設置されていました。
比較的に商品点数が少ない農産物直売所もありました。北橘内で採れた新鮮な野菜や加工品の販売を行ってます。
場所:佐久発電所
住所:群馬県渋川市北橘町真壁246−2付近
見学料:無料
場所:渋川市北橘歴史資料館
入館料:200円
佐久発電所の地図とアクセス