赤城大沼へ、大洞赤城神社に行く道のりです
これでパワースポット大御所の赤城神社三ヵ所はすべて拝観しました。赤城神社は三夜沢赤城神社、二宮赤城神社、そして最後に来たのが湖(赤城大沼)に浮かぶ大洞赤城神社(だいどうあかぎじんじゃ)です。
関東地方を中心にして、全国には約300社の赤城神社があるといわれ、定かではないようですが、中でも山腹の三夜沢赤城神社、またはこれから向かう山頂の大洞赤城神社が総本宮とされてます。 尚、創建は不詳らしいですが・・・
4号線を直進して目印の大鳥居をくぐって走っていくと、右に馬事公苑があり、左側に最後のコンビニ(セーブオン)があります。さらに走ると、蕎麦屋が連なる蕎麦街道を抜けて山道に入っていきます。まずそこで驚いたのがチャリンコです。
バイク乗りのライダーも多かったのですが、自転車のペダルをこいで赤城山に登る人が実に多いのには驚きました。人力なので帰りは良いけど行きはかなり大変そうだった!根性なしの私にはこの真似は到底出来そうもありません。
また、大洞赤城神社に向かう途中で「見晴山登山口」と「句碑めぐり遊歩道」を発見!ちょこっと寄り道をすることに・・・。ここは大沼に向かって左側に見晴山、右側に句碑めぐり遊歩道があり、駐車場は右側(句碑めぐり側)です。
とりあえず句碑めぐりは遠そうなのでパスして、頂上が見えそうな見晴山登山にチャレンジ。予想通り、あっという間に山頂に着いて、そこからゆっくり下山した。ここも良い空気と良い景色が堪能できます。山頂手前には見晴休憩所があり、ここも景色はまさしく爽快!
山ツツジがキレイに咲いています。晴れていればここから旧富士見村の名前の由来になった、富士山が見えるようです。
ここは、赤城山総合案内所(新坂平売店)からも遊歩道が続いているので、散策を楽しむたくさんの観光客がいます。中には本格的なカメラを持った方が数名いました。なんたってこの辺りは撮影の絶景ポイントですからね!
見晴山頂上を堪能して、再び峠をくねくね登っていくと左側に赤城大沼が見えてきた。ここで簡単に赤城山の山頂エリアのルートを解説すると、今回くねくね走っている道路が県道4号線ルート、特徴は道幅が広くて通行がしやすい事。
そしてもう一つが県道16号を走るルートで、千本桜やフラワーパーク、三夜沢赤城神社の方角から滝沢温泉や忠治温泉、赤城温泉を抜けていくルート。 こちらは道幅が狭いのが難点。また、冬季は閉鎖になってしまうルートです。
では話を戻すと、くねくね走って赤城大沼に現着しました。
大沼のボート乗り場の横に旧赤城神社がありました。鳥居が見えて工事中の看板。まずはここを参拝しよう!
湖沿いに歩くと旧赤城神社の弁天宮が見えたので、とりあえずここで参拝。水がキレイだったので湖の底を覗いたけど魚は見えなかった。
湖の右奥に見えるのが現在の大洞赤城神社と赤いきつつきばしだ。
大沼でボートに乗っている人は誰もいなかった。だからこのように波が穏やかな大沼でした。大沼周辺は登山が盛んなようで、この日は登山客も多かった。
湖に浮かぶ大洞赤城神社にお参りしました♪
駐車場からきつつきばしを渡って小鳥ヶ島に大洞赤城神社があります。湖畔から大洞赤城神社を見ると、湖(大沼)に浮かんでいるような場所に拝殿と神殿があるのです。さすがに有名なパワースポットだけあって、この日もたくさんの参拝者が来ておりますね。
駐車場からきつつきばしを渡ると大洞赤城神社の鳥居が現れます。前は大沼が見えて、右に拝殿があります。
拝殿ではなく、きつつきばしの真ん中あたりで、気のせいかもしれませんが風とパワーを感じました。もしかしてそのパワーを授かったかも!
拝殿手前に赤城神社の御神水があります。まずここで手と口を清めました。何でも幕府に献上されていたお水らしいっす。昔からずっと頑なに水源から水流を守られてきたのがここの御神水のようですね。
御神水の作法が書いてあった。ちなみに手水の作法としては、左手、右手の順に洗います。再び柄杓を右手に持ちかえて、左手の手の平に水を受けとめて口をすすぎます。最後に手と柄杓を洗って終わります。
神橋(きつつきばし)を渡り、赤城神社の境内には小鳥ヶ島の多宝塔がありました。
神社の再建で多宝塔は現在の位置に移され、移転する際に10面の鏡と経筒の一部が出土したそうです。二つともに県指定の重要文化財。奥の赤い建物は赤城神社の拝殿です。
大洞赤城神社の拝殿でお参りです。神様に思いを伝えておきました。右側の売店でおみくじやお守り等が販売されていましたが、お守り、おみくじは引きませんでした。だってお守りだらけになってもねぇ〜の思いで。
ここが赤城山を神体として祀る神社の本殿。鮮やかな朱色の本殿です。
赤城神社の東側、大沼の端には願掛け緋鯉がいました。売店があるので餌をやることもできます。
願掛け緋鯉の説明を読むと、大沼・小沼は、古くから赤城山と共に赤城神社のご神体として信仰されてきました。 湖に願いを託した緋鯉を放流し、成就のあかつきには再び緋鯉を奉納する信仰があります。そして人々は鯉に餌を与え、幸福を願い丁重に扱ってきたのだそうです。
釣はやめましょう。でないと重い病や苦しみからの回復を託された鯉を釣ってしまうと「祟り鯉」と呼ばれ、その災難を被ることになってしまうようです。
願掛け緋鯉はかなり大きな体をしています。餌の食べ過ぎでしょうか?健康に気をつけるなら、ライザップに通った方がいいような鯉が何匹かいました。
赤城山頂付近には大沼や小沼の湖があり、赤城神社あり、登山ありで、たくさんの人で賑わってます。簡単な登山を楽しむ年配の方が多いのにはびっくりです!きっと健康管理も含めて登山を楽しんでいるのでしょうね!もちろん釣りをしている人は一人もいませんね。正解!!
案内図を見て、そうだ、折角来たので小沼にも行ってみよう!
ということで大沼からほど近い小沼にもやって来ました。
来る途中で混んでいる蕎麦屋があり、時間的に考えても美味しい蕎麦屋だと悟りました。機会があれば一度食べてみたいな。
小沼って、周りに地蔵岳や長七郎山、小地蔵岳に囲まれた寄生火山の爆発火口湖。
滝沢の不動滝は赤城山最大級の瀑布ですが、ここ赤城山山頂の火口湖「小沼」を源流としてるのですよね。
昔、赤城南面の村の娘が小沼に入水して大蛇になった伝説があるようです。何でも娘は「わたしはもともと赤城山の竜神の娘として生まれるはずの者でした」と言って小沼に沈んでいったというお話です。沼の主に・・・だって。
赤城小沼は外周が遊歩道になっていて、徒歩で約40分でのんびり一周できます。レンゲツツジやミズナラなどの広葉樹林が見所のようですね。
今回は時間的に小沼を一周できなかったので、次回は散策しながら一周してみたい。この日も何組もの方がのんびり散歩を楽しんでました。
赤城山の紅葉の見ごろは10月下旬です。ちなみに水芭蕉が4月末頃で、やしおつつじが5月初め頃、れんげつつじが6月中旬に、ニッコウキスゲが7月中旬〜下旬ごろです。花見を兼ねた赤城神社の参拝も良いかも知れませんね!参考までに。
場所:大洞赤城神社(だいどうあかぎじんじゃ)
住所:群馬県前橋市富士見町赤城山4−2
拝観料:無料
駐車場:無料あり
大洞赤城神社の場所と地図