群馬B級スポット

富岡製糸場から甘楽町の造石法華経供養遺跡へ

モペットFK310LAVで法華経供養遺跡へ

 

春になって吹く風が心地よくなったので世界遺産の旧富岡製糸場〜甘楽町の造石法華経供養遺跡までモペットでのんびりツーリングしました。造石法華経供養遺跡には想像以上に大きな地蔵菩薩像が鎮座しており、建て替えられた釈迦堂と地蔵堂をよく拝見してきました。

 

甘楽町の大仏、造石法華経供養遺跡にやって来ました

 

甘楽町にお堂に入った大きな大仏様がいることを聞きつけて、愛車のモペットに乗って造石法華経供養遺跡までやって来ました。

 

噂通りに大仏様はお堂の天井まで届く勢いで鎮座しており、下記のような感じで何とも愛嬌のあるお顔をされています。しかも胴体が組み石でこれもまた珍しい。また大仏様は実際には凝灰岩を使っ た組石造りの地蔵像とのことらしいです。

 

凝灰岩を使っ た組石造りの地蔵像

 

造石法華経供養遺跡(つくりいしほけきょうくよういせき)の頭の造石は甘楽町の地名で造石(つくりいし)と読みます。国道254バイパスを走っていると地名の造石信号があり、そこを曲がってくると法華経供養遺跡に辿り着きます。

 

造石地蔵尊の道しるべ

 

法華経供養遺跡入口がこれ!道に面した入口の階段はそこそこの急勾配だ。足元に気をつけながらゆっくりと上らないと危ない感じ。

 

法華経供養遺跡入口

 

急勾配で短い階段を上るとまずは六地蔵がお出迎え。六地蔵の先に見えるのは砲弾の形をした戦没者のお墓だ。

 

六地蔵(造石法華経供養遺跡)

 

境内正面には釈迦堂地蔵堂があり、右側の地蔵堂に大仏の地蔵尊が鎮座して、釈迦堂内部にも中央に神様が納められている。

 

県指定史跡の法華経供養遺跡

 

江戸時代初期から伝わる法華経の文化遺産が法華経遺跡

 

案内板を見ると、ここは法華経(ほけきょう)というお経の読経に関連した立派な遺跡。下の画像の新しく見える地蔵堂は、平成18年に老朽化で保存修理が行われている模様。造石法華経供養遺跡には、中央に釈迦堂に地蔵堂。地蔵堂内部には地蔵菩薩像があり、他にも宝塔や石燈篭などがあった。

 

江戸時代初期から伝わる法華経の文化遺産がこの地に残っている古いものだ。

 

上が釈迦堂で下が地蔵堂

 

偶然にもここへ来た今日が平成29年4月23日(2017年)。今から約66年前、昭和26年4月24日(1951年)に県史跡に指定されてました。何かの縁が働いたかな?

 

さしあたってここは法華経遺跡の聖地といったところかな。

 

造石法華経供養遺跡石造の大仏と県の指定史跡碑

 

下の画像が旧地蔵堂の地蔵尊。よく見ると地蔵尊には足があって、足を組んでいるではないか! しかもとてもユニークな姿勢だ!

 

何でもこの姿勢は結跏趺坐(けっかふざ)という右足を左足の腿に乗せる仏教の姿勢らしい。結跏趺坐は仏教とヨーガにある瞑想する際の座法。

 

地蔵堂内部にいる大仏さんもちゃんと足を組んでいるのがわかる。

 

旧地蔵堂の地蔵尊と現在の地蔵尊

 

釈迦堂内部にはお釈迦様が祀られている。石造宝塔に石灯籠もあった。

 

釈迦堂内部と地蔵堂横にある宝塔

 

地蔵堂に納められている石造の大仏は思ったより大きかった。しかもこの愛嬌ある表情だ。

 

地蔵堂に納められている石造の大仏

 

スポット:造石法華経供養遺跡
住所:群馬県甘楽郡甘楽町造石73
見学:常時無料
駐車場:見た限りなしだと思う

 

造石法華経供養遺跡の場所と地図