群馬B級スポット

桜が名所の七輿山古墳と伊勢塚古墳を動画でご紹介します

七輿山古墳と伊勢塚古墳を空撮で

 

七輿山古墳はレトロ自販機でお馴染みのドライブイン七輿の裏側に位置しています。また七輿山古墳は桜の名所としても知られ、「藤岡八景」の一つになってます。毎年桜の見頃は4月上旬〜中旬頃で、墳丘全体に桜が咲き、咲いた桜は松などの緑とのバランスもよく、花見客で賑わいます。そんな国指定史跡の七輿山古墳と伊勢塚古墳を空撮動画でご紹介します。

 

七輿山古墳で五百羅漢に圧倒されました

 

藤岡八景の一つになっている国指定史跡の七輿山古墳(6世紀前半に築造)にやって来ました。ここは春になると、古墳丘全体にある桜が一斉に咲いて、「藤岡八景」の片鱗を見せてくれます。

 

七輿の門という無料駐車場は、トイレだけでなく藤岡の歴史資料展示室(無料)が併設されて、トイレがとってもキレイでした。場所はドライブイン七輿の裏側。

 

七輿の門(展示室&トイレ)

 

調べてみると、七輿の門は毛野国白石丘陵公園の入り口のひとつとして位置付けされてました。ここの無料展示室には藤岡市の文化財の紹介と白石丘陵公園の散策のガイダンスが確認できます。

 

七輿の門(展示室&駐車場)

 

七輿山古墳の入口がここ。七輿の門から歩いて2分くらいの場所に入口があり、そこに案内看板が建ってます。

 

古墳は、鏑川と鮎川に形成された舌状の河岸段丘に作られた三段築成の前方後円墳である。大きさは全長145m、後円部径87m、前方部幅106m、前方部と後円部の高さは16mを計る。4回にわたる確認調査の結果、中提帯や外提帯と呼ばれる堤を境に内側と外側に周溝が巡り、三重目の溝、葺石、埴輪列が確認された。なお、円筒埴輪列は中堤の平坦面に2列、三重目の溝は前方部前面からコの字状に検出されている。出土遺物は円筒埴輪・朝顔型埴輪・人物・馬・盾などがある。特に、円筒埴輪は径40cm、高さ1mを越す7状突帯の大型品で、張付口縁と低位置突帯の特長がある。古墳の埋蔵施設は不明であるが、出土遺物から築造時期は6世紀前半に推定され、6世紀代の古墳としては東日本最大級の前方後円墳である。【案内板 国指定史跡 七輿山古墳 藤岡市教育委員会よりそのまま引用】

 

七輿山古墳入口と案内看板

 

入口を上ってすぐの場所に五百羅漢があり、その数に圧倒されました。しかし悲しいかな、そのほとんどの石仏の頭がありません。

 

五百羅漢を見ていると時の流れを感じます。また、羅漢の名前が彫られた石仏もありました。

 

七輿山古墳(五百羅漢)

 

古墳には五百羅漢だけでなく、六地蔵などの石造物があります。春には桜を見ながら歴史散策もおすすめかもですね!

 

見事に並んだ五百羅漢

 

七輿山古墳頂上付近は景色も良いですね。

 

七輿山古墳頂上付近は景色も良いです!

 

周囲の堀と16mの高さがある七輿山古墳。でも高さだけでなく、来てみると結構巨大古墳だと気づかされます。

 

七輿山古墳外観

 

藤岡市の七輿山古墳近くの伊勢塚古墳です

 

こちらは国道254バイパスのコンビニ裏側にある古墳の伊勢塚古墳です。七輿山古墳から車で2分くらいかな。もちろんここも藤岡市です。

 

規模は小さいですが6世紀後半に造られたものらしいっす。

 

伊勢塚古墳の外観

 

本墳は当所、円墳と考えられていたが、昭和六二年度の範囲確認調査により直径二七・二メートル、高さ六メートルの二段に築かれら不正八角形墳と考えられる。内部構造は羨道、玄室からなる両袖型横穴式石室で、大きさは八・九メートルである。石室の石積みに特長がある。玄室は流麗な曲線を描く胴張りプランで、模様積み(珪岩質の転石を中心に方岩製の棒状の石を配する)と称される独特な石積み技法で、ドーム状の構造になっている。また、擬似(木眉)も架設されている。出土遺物に須恵器、埴輪などがある。六世紀後半に造られたものと考えられる。
【藤岡市教育委員会案内看板より】

 

県指定伊勢塚古墳と案内看板

 

古墳側面には石積みが見事な横穴式石室がきれいに開いています。中に入ってみると案内板通りのドーム状の構造になっていました。立派な構造だなぁーと思った。

 

ここも七輿山古墳とセットで見学がおすすめ!

 

伊勢塚古墳横穴式石室

 

場所:七輿山古墳・伊勢塚古墳
住所:群馬県藤岡市上落合831−1
見学料:無料
展示室:無料

 

七輿山古墳のアクセス