茂林寺の読み方とたぬきにまつわる歴史をご紹介します!
茂林寺(もりんじ)は、群馬県館林市にある曹洞宗の寺院です。
山号は青竜山(せいりゅうざん)で、本尊は釈迦牟尼仏です。分福茶釜で知られる茂林寺はタヌキ好きには見逃せない寺院になるでしょう。
群馬県民なら「分福茶釜の茂林寺」と聞けば、思いつくのは上毛かるたでしょう。
東武伊勢崎線の茂林寺前駅を降りると、かわいらしいたぬきの親子が出迎えしてくれます。駅から茂林寺までの距離は、徒歩で約10分程です。
その道中には13枚の看板があります。看板に描かれた「分福茶釜」の物語を読み進んで行くと、茂林寺へとたどり着くことができます。
茂林寺の歴史
1426年室町時代中期のに美濃国の大林正通禅師により開山されました。
1468年に青柳城主の赤井正光が帰依し寺領8万坪を寄進し伽藍を建立しました。
ひょうきんな狸だらけの茂林寺
お土産屋の福陶庵を曲がると正面に総門があります。この総門は1468年(応仁2年)に建立されました。
次に1694年建立の山門(通称赤門)まで参道が続いてます。
この参道には、全て表情が異なる21体の愛らしいタヌキが出迎えてくれます。
さらに進んで行くと、左側に供養の為に鋳造した聖観音があります。
正面には1468年に建立された茅葺き屋根の本堂があります。
横方向から見た本堂
本堂には釈迦牟尼仏像が祀られています。また、本堂北側の一室には分福茶釜が安置され、見ることが出来ます。
どこもかしこも狸だらけ…
本堂左側には、守鶴堂があります。
守鶴和尚は大林正通大和尚と共に当地に小庵を結んで以来、歴代の住職に役僧として仕え、分福茶釜をもらたしたと伝えられている。
守鶴堂にもたくさんのタヌキが祀られています。
茂林寺は一度初詣に夜に来たことがあったけど、こんなにたくさんのタヌキがいるとは気づかなかった。茂林寺はお土産屋を含む周辺にも見どころが多いので、昼間時間を作って来ることをおすすめしたい。
茂林寺沼と低地湿
茂林寺と野鳥の森が隣接する公園には、群馬県指定天然記念物の茂林寺沼及び低地湿があります。沼周辺は野鳥や湿原動植物の生息地になっています。
こちらも散策コースとなっています。
場所:茂林寺
住所:群馬県館林市堀工町1570
境内:無料
宝物拝観料:おとな300円・こども150円(20名以上1割引・障がい者割引あり)
拝観時間:午前9時〜午後4時
定休:火曜・水曜・木曜
茂林寺のアクセス