国登録有形文化財として認定された前橋カトリック教会
前橋に国民的財産を見に行って来ました。見に行ったのは、国登録有形文化財として認定されている前橋カトリック教会。見ての通り立派な建物です。
場所は前橋駅と前橋県庁の中間、やや前橋県庁寄りにあり、前橋駅から徒歩で15分くらいでしょうかね。今も現役で活躍する教会です。
建物はこのように塔が象徴的なゴシック式を基調とした洋風のカトリック教会です。ちなみに群馬県内では初のカトリック教会らしいです。
文化庁より国登録有形文化財として認定された前橋カトリック教会、正式には平成13年(2001年)に国の有形文化財として文化庁に登録されました。
そう言われて見れば、前橋市内は確か大戦末期の昭和20年にアメリカ軍よりかなり激しい空襲を受けているはず。よくもまぁ聖堂が無事だったのが不思議なくらい。また、来てみるとわかりますが、それほど古い建物には見えませんね。びっくりです!
けれど・・・、ここに貴重な国民的財産と刻んであるのを見ると、単純な小生などは、いかにも価値ある建物なんだなぁと再認識してしまう。
ちなみに登録有形文化財とは、簡単に言えば第二次大戦以降の建築史的価値があるものを指定して大切に残そうとするものです。管轄は文化庁。
二本の尖塔が目印の前橋カトリック教会。
聖堂に向かって右側の尖塔にアンジェラスの鐘があります。ちなみにアンジェラスは天使を意味しているので、訳すと天使の鐘ですね。この鐘は結婚式やミサなどで鳴らされている模様!
時間を告げる鐘の音は、ヨーロッパではお祈りの時間を示したもの。鐘の音で時を示しているのは日本のお寺も教会も同じ。渥美清の男はつらいよ!寅さんの「源公役(佐藤蛾次郎)」が帝釈天の鐘を鳴らしている光景を思い出した(笑) こちらはカラスが泣いて音がゴーン♪と和風調だけどね。
イエスの母、優しそうなマリア様が建物の方を向いて建っていました。
ここは昭和7年に建った県内初のカトリック教会らしい。水色の入り口ドアから自由に中に入って見学できます。教会内には誰もいなかったので、私たちだけで聖堂の神さまに御祈りをささげました。もしかして二人だけなので、御祈りが直球で神さまに届いたかも、です。
歴史ある前橋カトリック教会を撮影してきました♪
不思議だけど、歴史ある建物でしかも聖なる場所に来ると、気持ちがすぅーと澄んだ気持ちになりますよね。
私も友達もまだクリスチャンの洗礼は受けてないけど、聖堂のチカラなのか心が洗われる感じがしました。ここに来ると、気持ちが落ち着き、さらに昭和初期の建物の雰囲気を楽しめます。
あいにくの雨でしたが、天気が良ければ徒歩で大手町周辺を散策するのも良いかも知れませんね。
長机の配置と作りがカトリック教会と言った感じ。赤のじゅうたんが祭壇に続き、ここを歩くと要人になった気分になる。単なる一般人の私が、セレブリティな気分でレッドカーペットを歩いてみた。うーん、私には似合わんなぁーこの位置。
聖堂にはステンドグラスを使った大きな窓があり、外部の光が差し込んで神秘的な雰囲気が漂う。ルパン三世にこんな絵はなかったっけ?
そうだルパンにカリオストロ王国伯爵に美女のクラリスが出てくるるルパン三世カリオストロの城だ。
聖堂は二階も上がれるようになっていたので、二階に行って全体を撮影。上から全体を見渡すと、また違った雰囲気になる。
やはり目に入るのがステンドグラス。ステンドグラスはアメリカ製のオパールーセントグラスとのこと。日本の江戸切子みたいな感じかな。聖堂内のペンダントライトはルパンのふる里であるフランス製みたい。
また、前橋カトリック教会は夜はイルミネーションがキレイみたいです。夜はライトアップされ、光のアートが楽しめるようです。
最後に・・・群馬県の発展と安全・安心がいつまでも続きますように・・・
アーメン。
場所:前橋カトリック教会(国登録有形文化財)
住所:群馬県前橋市大手町2−14−6
見学:無料
開閉時間:10時〜20時
駐車場:あり、尚平日は契約駐車場になってます
前橋カトリック教会(国登録有形文化財)の場所と地図