旧時報鐘楼の読み方と歴史を簡単にご紹介します!
特に大きな見どころはないのですが、歴史的スポットなので紹介しておきます。
ここの目印は伊勢崎市立北小学校の目の前にあります。
旧時報鐘楼と書いて(きゅうじほうしょうろう)と読みます。
伊勢崎三光町出身の小林桂助氏は、横浜で薬種商を営んで財ををなしました。
小林氏からの貿易で得た寄付金を受けた町は、大正4年(1915年)に時報鐘楼を着工し、翌年に竣工されました。
煉瓦が張壁として用いられ、ルネサンス風の窓やドーム屋根がオシャレだ。
以前は中台寺で朝昼晩と鐘を撞いたが、町中に聞こえるようにするため、鐘楼を移設したようです。
大正ロマンを感じさせる時報鐘楼の高さは14.56メートル。
大正5年から時刻を知らせるシンボルでしたが、時報は昭和12年(1937年)に、警察署に設置されたサイレンの吹鳴に引き継がれました。
ドーム型の屋根は昭和20年の戦時中に壊れましたが、伊勢崎市制50周年を記念して復元されてます。
また、釣鐘は昭和18年の戦時中に軍に供出されたため残っていません。
鉄筋コンクリート構造の建造物としては県内最古です。
旧時報鐘楼は平成5年(1993年)に、伊勢崎市指定重要文化財に登録されました。
歴史
伊勢崎出身の小林桂助氏から寄付を受ける。
大正4年(1915年)に着工し、翌年に竣工された。
町中に聞こえるようにするため、中台寺より鐘楼を移設する。
昭和12年(1937年)に、警察署のサイレンに引き継がれる。
昭和18年、釣鐘は軍に供出される。
昭和20年、米軍の攻撃でドーム型の屋根が消失する。
市制施行50周年を記念して、ドーム型の屋根に復元。
平成5年(1993年)、伊勢崎市指定重要文化財に登録。
戦争を経験して100年以上たった今も、当時と同じ原型を留めているのは、とても感慨深いですよね。
場所:旧時報鐘楼
住所:群馬県伊勢崎市曲輪町28−23
見学:無料
駐車場:特になし
旧時報鐘楼のアクセス