群馬B級スポット

モペットで高崎城址公園と桜がキレイなお堀端を散策!

モペットで高崎城址公園の周辺散策

 

高崎城址公園&お堀端の風景をモペットバイクで散策しました。高崎城は慶長3年(1598年)、徳川家康の命令を受けて箕輪城主の井伊直政が築城した由緒あるお城です。 毎年春にはお堀端に植えられたたくさんの桜が開花して賑わいます。

 

兵営の後ろが高崎城(明治6年頃)

 

高崎城から十五連隊の街と言われた高崎城址公園周辺

 

高崎が十五連隊の街と言われていたのは終戦まで。現在、高崎城址公園になっているこの場所には、明治4年・6年(定かでない)から終戦まで大日本帝国陸軍の歩兵第十五連隊が駐屯していました。十五連隊の街はその名残。

 

明治4年(1871年)の廃藩置県で廃城になった高崎城は、翌年から陸軍省の所管となっていたようです。今は十五連隊の石碑があるだけで、軍隊が駐屯していた面影はまったくありませんけどね。

 

春にはお堀端に桜が咲いて、軍隊とか連隊とか戦いとは無縁の平和な風景がここにあります。夜になるとライトアップされるお堀端の桜は見ごたえ十分、キレイです。

 

高崎音楽センターと歩兵第十五連隊の石碑(高崎城址公園)

 

高崎城をグルグルっと囲んでいたお堀。お堀には優雅に泳ぐ超ド級の錦鯉がいました。あまりに栄養がよく行き届いた鯉は、まるでジョーズみたいに大きいぞ!

 

お堀端には春になると約300本のソメイヨシノやツツジが見頃を迎え、スズランデパートに買い物に来た人や多くの花見観光客で賑わいます。スズランデパートは高崎では老舗のデパートで、当時売れっ子のピンクレディーの未唯ちゃんにケイちゃんがデパート屋上に来たことがあったっけ。そういえば最近ではめっきりデパートの屋上には行かなくなったなぁ。たまにはあの景色と雰囲気を味わいたいな、と思った。

 

高崎城址公園お堀端とモペットバイク

 

高崎城を囲む土塁の上は遊歩道になっていて、お堀を見ながらのんびり散歩を楽しむことができる。

 

高崎城址公園の土塁(文化財)

 

高崎城はかつて5万坪を越える広大な城郭でしたが、現在、そのうち約1.5万坪弱が高崎城址公園になってます。

 

高崎城址公園周辺は市街化が進んで、高層の高崎市役所(21階)や音楽センター、高崎シティギャラリーなど、公共施設が多く並んでいます。市役所21階展望ロビーから見える高崎の景色もおすすめ!

 

高崎市役所と高崎シティギャラリー

 

モペットで外周を走りましたが、思った以上に広いと感じました。よーくいろいろ見て回れば、ここで半日は時間を潰せますね。

 

もてなし広場では、元BOOWYの布袋寅泰さんが高崎フリーライブを行って、約二万五千人が集まりました。 さすが布袋寅泰さんにとっての聖地高崎だわ!

 

高崎城址公園周辺案内図

 

高崎城は箕輪城主の井伊直政が築城した平城

 

高崎城は、ここから西に流れる烏川に沿って築城された輪郭梯郭複合式の平城です。和田城があった場所に箕輪城主の井伊直政が築城し、調べるとその後めまぐるしく城主が交代しているのがわかりました。

 

現存しているのは通用門として使われていた東門(市の重要文化財)に乾櫓(県の重要文化財)。 この二つは移築復元されたものです。 また、歩いてみましたが、高崎城を囲む三の丸土塁と水堀は当時の面影を今に伝えていましたね。ソメイヨシノの時期でないのが残念だったけど・・・

 

復元された高崎城東門(高崎城址公園)

 

移築復元された高崎城乾櫓。もとは高崎城本丸の北西の戌亥(いぬい)の方角にあった櫓らしい。残念ながら囲いがあって中には入れなかった。

 

指定重要文化財の高崎城乾櫓

 

地図と照らし合わせると、観音様が建つ烏川方面、現在のNTT東日本社屋付近に本丸があった模様です。

 

高崎城復元図(高崎城址公園)

 

高崎城址公園付近の歴史
1.平安時代末期にこの地の豪族だった和田義信が和田城を築城
2.徳川家康の命令で箕輪城主だった井伊直政が慶長2年に和田城地に近世城郭を築城
3.廃城令後、陸軍歩兵第十五連隊が駐屯
4.現在の高崎城址公園に至る

 

短くまとめるとこんな感じかな。

 

スズランデパート前にある石垣と松(高崎城址公園)

 

出張で高崎に来て時間がある方やメタボが気になって運動をしたい人、のんびり散策を楽しみたい人にはおすすめのスポットだと思います。

 

復元された高崎城東門と櫓(高崎城址公園)

 

場所:高崎城址公園
住所:群馬県高崎市高松町城址公園内
見学:無料
時間:特になし
駐車場:周辺に有料駐車場あり

 

高崎城址公園の場所とアクセス地図