連取の笠松と菅原神社を空撮動画でご紹介します!
連取のマツ(老松)を空撮した
群馬県指定の天然記念物になっている連取のマツ(老松)。動画を撮ったこの日、明治に植栽された二代目の笠松の下でネコが忙しそうに働いていた(笑) また、菅原神社の扉が開いて、地元の方が集まって祈願してました。
菅原神社の目の前にある連取のマツ(老之松)
伊勢崎市の連取町にある菅原神社に行くと、鳥居の先には今まで見たこともない光景が広がっていた。それが連取の松だ。
樹齢300年以上のこの老松は、群馬県指定の天然記念物になっていた。連取周辺ではこの松のことを「笠松」や「天神松」と呼んでいるらしい。確かに樹形から見れば笠のような松の感じだし、また、神社にちなんで天神松と呼ばれているのだろうと思う。
松の種類はクロマツで、黒っぽい樹皮からクロマツと呼ばれているそうな。
奥に見えるのが菅原神社。神社境内をほぼ笠松が占領している感じ。自宅近所にも神社はいくつかあるけど、こんな光景は初めて見た!
大きな笠松を見て・・・バカボンのパパならどうこの松をどう剪定するのか考えた。相変わらず乏しい発想力ですんまへんなぁー。
入口の鳥居から菅原神社まで、松のアーケードといった感じ。
このように笠松は鳥居から拝殿前まで見事に整備されつながっている。
貴重な連取のマツ(笠松)の種類はクロマツです
見た目はホントかぶり笠のような松だ。
実は松(クロマツ)って害虫に弱いみたいで、島根県の春日神社の松(高さ66メートル)や茨城県の大日松(高さ55メートル)などは、いずれも枯れて現存していないようです。
だから・・・すくすく育っている連取のマツは、大きさから考えても貴重な存在といえるかも知れません。いや、貴重な松だと思う。毎年10月には地元の人達が整備しているようで、本当にご苦労様です!と言いたいな。
連取のマツ案内板によると、樹高が5メートル、目通り周4メートル、根元周4.5メートル、枝張り東西南北とも33メートル、樹齢300年となっている。
ちなみに目通り周とは、立木に人間が並んで立った時に、眼の位置に当たる樹幹の部分を「目通り周」と呼びます。これってあまり使わない言葉ですよね。
ここの全周が70メートルらしいから、全体的にかなり大きく育っている。
通常ではあり得ない神社の境内がコレ。
案内板では、連取のマツは享保二年(1717)に植えられたクロマツとあり、江戸時代、この地方は旗本駒井氏の領地。
代官の飯島一覚が現在地の南方にあたる韮塚町の諏訪の原から移植したものと伝えられていると書いてある。
ここは県道24号線の北側に入った場所にあります。周りは住宅地で隣の公民館に広い駐車スペースがありました。
考えたら偶然にも群馬県は県の木がクロマツになってたぞ!この場所とは関係ないと思うけどね。
ちなみに県の木がクロマツなら、県民の日が10月28日で、県の花がレンゲツツジ、県の鳥はヤマドリとなっております。ハイ!
スポット:連取のマツ(笠松)&菅原神社
住所:群馬県伊勢崎市連取町591
駐車場:隣接の公民館にあり
見学料:無料
連取のマツ(笠松)&菅原神社の場所と地図