高崎市箕郷町善地「群馬の松」でドローンを飛ばしてみたよ
群馬の松周辺を空撮してみた
モペットバイクに乗って県道126号線(榛名・箕郷線)を走って高崎市箕郷町善地の7代目群馬の松を見に来ました。車川を渡って向こう岸の奥に群馬の松がありました。
県道126号線を走って群馬の松(霊木)を目指します
群馬の名の由来になった 「群馬の松」をご存知ですか?
群馬B級スポットで紹介する伊勢崎の連取のマツや萩原の大笠松を見てきましたが、高崎の奥地、箕郷町善地にある群馬の松(霊木)にやって来ました。
ここへ来るのは今回で二回目。県道126号線をひたすら榛名湖方面に走っていくと、群馬の松案内板が出てきます。モペットバイクで何だ坂こんな坂、さらに直進します。
榛名湖方面に上っていくと左側に群馬の松(霊木)への入り口があります。
周辺にはスーパーもなければコンビニもありません。
川のせせらぎがよく聞こえるのどかな場所ですね。車もほとんど通りません。
入り口には「霊木群馬の松」の石碑が建ってます。
地元の器用な人が描いたと思われる周辺地図。流れる川が車川。
駒寄地区と呼ばれ、釣り堀センターや駒寄神社、山野草の里などがあります。私ここの釣り堀はかなり昔に来たことがありますね。記憶が蘇ったぞ!
石碑の横の坂を下ってその先に行けます。
モペットバイクを河川敷に停めて、さぁ神聖な場所を散策してみましょう!
整備された階段を降りて行きます。
案内に従って車川を渡って向こう岸まで行きましょう。
車川を渡った所に群馬の松説明版がありました。
こちらも器用な方の手描き看板です。
説明版によると…
「群馬之松」縁起
群馬之松は車川中州の巌根上にある。
群馬之松のある巌根は水が淀み廻っており、霊巌と呼ばれ、その形船の如し、松は霊松と呼ばれた。(初代松については文献が無い為不詳であるが)
霊松=古松(第二代)は樹齢八百余年(千年の説もある)
幹回り八尺一寸樹高不詳 盆栽型・・がっちりして枝が太い
神松=新松(第三代)は(樹齢二百十年)
幹回り五尺 樹高六条六尺 喬木型・・背が高い
この大樹の双幹を霊木群馬の松と呼ぶ。
霊松は明治39年に地籍の争いが起こり、同41年静夜に倒伏し去った、神松も昭和11年11月雪害を受け倒伏した。現在の松は第4代目か第5代目にあたる。
経過・宣言
霊巌にそびえていた双幹の霊木ゆえに地籍の争いに身をもって「和の心」を持って警告して生命を終えた歴史を学んだ。
十文字地区と駒寄地区は平成13年に和議を結び、三百年以上に亘り地籍を争った歴史に終止符を打った。
群馬の名の発祥になった「群馬之松」を世に出したいと、群馬之松史跡公園の建設に向かって、群馬県・榛名町・箕郷町の協力を得て、第一段階としてこのように整備された。
しかし、これで終わったのではなく、これから如何にこの群馬之松史蹟を後世に伝えると共に、大勢の人々に訪れてもらえるよう努力していくことを誓う。
平成19年2月吉日 群馬の松史跡公園建設推進委員会
ひっそりと静まり返った小道が続くのでさらに奥に進みます。
足元は草も刈られてよく整備されてますね。ベンチもありました。
疲れないのでベンチに腰掛けることもなく・・・
あったー正面にありました!霊木群馬の松が。
これが群馬の名前の由来になった霊木松かぁ!?
手前に七代目の松がありますが、すでに枯れてしまっていますね。
奥に「霊大群馬松」と書かれた立派な石碑があり、八代目の松が育っていました。
松は地元の人たちに愛され、整備されていることがよくわかりました。
説明版にもあったように、群馬之松史蹟を後世に伝えるために八代目の松がすくすくと育っているのを確認して少し安心しました。
群馬県のホームページにも「群馬」の由来は「車」だと
群馬県のホームページを調べると、「群馬」の由来は「車」からとなっていますね。
群馬県の県名が初めて使われるようになったのは、第1次群馬県が成立した明治4年10月28日のことです。これは、明治4年の廃藩置県を受けて、高崎・前橋の大部分を含み大郡であった群馬郡を県名とすることがふさわしいと判断されたことによります。これにちなんで、10月28日は群馬県民の日となりました。
群馬県ホームページ
さらに・・・
地名由来辞典によると
古くは「くるま」と呼ばれており、「くるま」が転じて「ぐんま」となった。
「くるま」名の説はいくつかあって、土地柄から「くるま」になったとする説や古代の豪族であった車持君(くるまもちのきみ)が住んでいたとする説、川が曲流することを表す地名「くるま」からといった説があるようです。
車川(くるまかわ)の中州にある群馬の松。
まぁ群馬の名の由来がここの「群馬の松」かはわかりませんが、
信じるか信じないかはあなた次第です!
場所:霊木群馬の松
住所:群馬県高崎市箕郷町善地付近
見学:無料
駐車場:あり
群馬の松地図とアクセス