群馬B級スポット

大欅で疣が取れる霊験がある安中市の熊野神社

大欅の熊野神社で飛んでみた

 

安中市の熊野神社は疣(いぼ)が取れる神社としても知られています。熊野神社境内の大欅は市指定の天然記念物。この大欅に祈願するとイボがとれる霊験があるらしいです。気になるイボがあれば、いぼよ取れろー!ってお祈りしてみましょう。

 

いぼ神様に会いに安中市の熊野神社にやって来ました

 

全国の寺や神社には神や仏の不思議な霊験が存在することはよく聞きます。
ここ安中市の熊野神社は、不快なイボを取ってくれると言う、いぼとり神様がいると聞いて今回は遥々とやって来ました。

 

でも、結局ここにあるのは「いぼとり神様や地蔵」ではなく、いぼが取れる大欅の神木だったのです。しかも樹齢は千年以上の大欅。いかにも魂が宿り、ご利益がありそうな大きな欅の木が熊野神社の境内にはありました。

 

案内板を見ると、
熊野神社は永禄2年(1559年)、安中忠正が安中城を築いた時に鬼門守護として建てられたものらしい。確かに駐車場の前には安中城東門跡の看板があった。永禄は室町幕府で足利義輝や足利義昭の時代だから、古いなんてもんじゃない!

 

安中城東門跡地の看板と熊野神社入口

 

熊野神社は明治以前は熊野大権現と呼ばれ、明治初期の廃仏棄釈により熊野神社となっている。聞き慣れない廃仏棄釈とは、「廃仏」は仏を破壊し、「棄釈」は釈迦(釈尊)の教えを壊すという意味で、僧尼などの出家者や寺院が受けていた特権を廃することを指します。
簡単に言えば神と仏を切り離して、明確にする明治維新後に発生した一連の動きです。

 

熊野神社入口

 

熊野神社は国道18号線より一本中に入った安中市中心部側の高台に建っています。位置的にも安中城の守護神的な神社だったことがよくわかりました。

 

熊野神社社殿の案内看板

 

熊野神社の本殿は切妻造妻入、桁行三軒、梁間二間の大きさす。拝殿は、入母屋造平入、桁行三間、梁間二間で、向拝に向唐破風を出していました。

 

熊野神社の鳥居と拝殿

 

熊野神社の社殿は本殿、幣殿、拝殿からなり、安中市指定重要文化財になっています。見上げると鳥を中心にした梅や楓などの彫刻も見事です。

 

熊野神社社殿は安中市の指定重要文化財

 

樹齢千年以上の大欅がいぼとりで知られる熊野神社!

 

でたぁー、熊野神社拝殿の境内左側に推定樹齢1000年以上の大欅が!
大欅は過去に落雷の影響で三分の二ほどが崩れ落ちて、現在は北東の傾いた残りの部分を鉄柱が支えています。でも神木はかなり大きい!

 

熊野神社と樹齢千年以上の大欅

 

やっぱりいぼとりは本当でした。
この木に祈願すると、疣(いぼ)取りに霊験があるとはっきり書いてあります。
とりあえず今は身体にいぼがないので、ありきたりなことをお祈りしておきました。この先不快ないぼが出来た時には霊験にお世話になろうと思います。

 

熊野神社のイボとり大欅の案内板

 

熊野神社の大欅は安中市指定天然記念物。

 

この大ケヤキは、もとは野後郷(平安期の碓氷郡八郷の一つ)の鎮守であった諏訪社のご神木と云われているそうです。

 

熊野神社の樹齢千年以上の大けや木

 

樹齢千年以上の大けや木の根元は大きくて迫力満点だわ!

 

落雷で焼けた熊野神社の大けや木

 

とりあえず今は身体に疣はないけれど、仮に醜い疣が出来たら大木のご神木にご利益を授かろうと思います。

 

少ない脳みそ頭の隅っこにでも、入れておこうと思いまーす!

 

イボとり神様が宿る熊野神社の大欅

 

場所:熊野神社
住所:群馬県安中市安中3丁目付近
見学料:無料
駐車場:あり

 

安中市熊野神社の場所と地図