下仁田ジオパークの20番目、宮室の逆転層を空撮!
下仁田ジオパークを空撮してみた
南牧川に架かる万年橋は昭和初期をイメージさせるレトロ橋。その橋の下にあるのが下仁田ジオパークの20番目、宮室の逆転層です。珍しい地層の宮室の逆転層をドローンで空から空撮しました。ご覧ください。
下仁田ジオパークの宮室の逆転層に行って来た
ここは下仁田ジオパーク内のジオサイトの一つ、宮室の逆転層。読んで字のごとく、この辺りは地層の上下が逆転している不思議な場所なんですね。
まずは下仁田ジオパークとは何ぞやと思い調べたら、実は下仁田地区は地質学的に面白い場所が複数点在することから下仁田町の全域をテリトリーとしてジオパークと名付けられてる模様です。 まー下仁田の地域おこしの一環ですよね。
この下仁田ジオパーク内にはジオサイトが30ヵ所も点在して、ユネスコ世界遺産に登録された荒船風穴もその一つ。ちなみに宮室の逆転層の看板に20と書いてあるのは20番目のジオサイトであるということ。ジオサイトは1番目が荒船山で30番目がはねこし峡となっていた。
ほとんど行ってない場所ばかりで、改めて下仁田のスポットの多さに驚きました。機会があればまた今度ね!
のどかで静かな西上州やまびこ街道を走っていると宮室の逆転層の案内看板が出てきます。街道沿いにはトイレ付きの専用駐車場完備です。
美しい形の万年橋は昭和初期のコンクリート橋とのこと。そう言えば、昔は鉄橋などでもこんな形の橋が多かったような気がする。
万年橋から撮った南牧川と右下が宮室の逆転層。この日天気もすこぶる良く、すがすがしい景色だった。
万年橋を渡りきると左側に地層の天地返し!宮室の逆転層とクリッぺ散策コースの案内看板が現れた。専用駐車場から歩いて10分弱かな。
クリッぺ散策のクリッぺとは、下仁田の中心街から南の山々を根なし山(クリッペ)と呼んでいるようです。これって大昔に地層が別の場所から移動して出来た山々で、いまだ解明されてない謎多き山々らしい。
昭和の万年橋下に見える南牧川と宮室の逆転層
案内看板でもわかる通り、万年橋を渡りきると南牧川に下りられる道が整備されています。下りた場所が宮室の逆転層です。
岩石のしましま模様が長ーい時間をかけて出来た地層。大地が動いてできた地層は上下が逆さまになっているらしい。上部が古く、下部が新しい岩石群だ。
海底に生息していた生物の這い痕なども見られるらしいが、よく見たけど残念ながらよくわからなかった。そもそもよく見ていないのかも知れない・・・
地層の色が違って見える岩石群は、灰色の岩石は砂が集まってできた砂岩で黒色の岩石は泥が集まってできた泥岩らしい。
上部ほど古い地層になっているのは言われて見れば確かに不思議な光景かも。
下仁田で地殻変動の跡が見られるとは知らなかった!海底に生息していた生物の這い跡や水の流れでできた模様が見られる宮室の逆転層。
しっかり見つけることができなかったが、機会があれば次回こそは見つけてみたい。
写真のように景色も良いし地層の観察に興味があればおすすめ出来る良い場所だと思います。近隣にもスポットが多いしね!
場所:宮室の逆転層(下仁田ジオパーク)
住所:群馬県甘楽郡下仁田町宮室115
駐車場:あり
トイレ:あり
見学:無料
宮室の逆転層の場所と地図