B級スポットではなくパワースポットの二宮赤城神社に参拝
こちらもB級スポットではありません。分類するならパワースポットですね。二宮赤城神社は敷地も大きく、とても貫禄ある神社です。
パワースポットにはちょいと興味があって、三夜沢赤城神社に続いて、ここ二宮赤城神社にも来てしまいました。残るは大沼のところに鎮座する大洞赤城神社のみ。
二宮赤城神社も赤城山(神体山として)を祀る神社です。
全国には関東を中心として約300社の赤城神社があるとされてます。中でも前回行った三夜沢赤城神社、また、山頂にある大洞赤城神社が総本宮とされてますが、二宮赤城神社も本宮と推測されるうちの一社のようです。
二宮赤城神社に着いたのは夕方ですが、境内に犬を連れた優しそうなご老人がいて、いろいろ二宮赤城神社のことを教えていただきました。
何でもご老人は16年間に渡り二宮赤城神社の役を務めたそうです。また、三夜沢赤城神社に神輿の渡御を行くときには、昔は御膳が二膳あり、豪華だったそうです。
ちなみに今は時代も変わり出前のお弁当だとか・・・まさかのコンビニ?
神社の参拝の作法
神社には必ず鳥居があり、一番外側にある鳥居を一の鳥居といいます。鳥居をくぐる前に一礼しましょう。
参道の真ん中は正中と言い、神様の通り道だと言われます。参道を歩くときは端に寄って歩くのが礼儀とされています。
一般的にニ礼二拍手一礼と言い、ほとんどの神社がこれにあたります。
※島根県の出雲大社のように一部例外もありますが、
わからない時には聞くにかぎりますよね、ハイ!
鳥居をくぐるとすぐ右側にあるのが鐘楼。梵鐘は、市指定重要文化財になっているようです。ご老人の話では、老朽化でここも手入れをしたようです。
ちなみに無料駐車場は随神門の左側にあります。
拝殿に続く赤い橋は神代橋、前に見えるのが随神門です。
随神門をくぐると二宮赤城神社の拝殿があります。まずは拝殿に向かって一礼しお参りをしました。
境内左側のベンチに白い犬を連れたご老人がいて、大先輩に軽く会釈をしてからまずは神社全体を拝見することに。
拝殿の後ろ側にはかなりご立派な本殿が構えています。
拝殿・本殿の隣に祀られた日枝社です。
前橋市にある二宮赤城神社を参拝しました
子供の頃から神社の境内で缶けりや木登りなどをして遊んだ経験があるので、神社に来ると何だか懐かしさで気持ちが落ち着きます。この落ち着くってのは、もしかして神社からパワーを受けているからなのかな。
二宮赤城神社にある「納曽利面」という舞いに使うお面が県の指定文化財。また、梵鐘や宝塔等が前橋市指定文化財となっています。
下記の塔心礎跡は鎌倉時代の塔跡と推定されてます。ここの二宮赤城神周囲には、古墳や遺跡が多い場所なんですよね。また、ご老人の話では、神社の敷地も昔はもっともっと広かったそうです。
境内の右側にはまだ新しい神楽殿と舞台が建てられています。ご老人の話では、平成になってから舞台両端の建物を追加したそうです。かなり大きい舞台で迫力がありますね。
揃いの支度で八木節・・・なんて似合いそうな舞台です。
ここはまだ新しいそうな神楽殿。
赤城信仰は、赤城山から流れてくる水で土地が肥えて、農作物が育ち、生きていくための水を得ています。災害なく生活できるのは、赤城山のお陰というのが赤城信仰の主な考え方みたいです。
この宝塔(市指定重要文化財)は南北朝時代のものみたいで、同じような宝塔は赤城山麓に広く分布して、「赤城塔」とも呼ばれているようです。
ご老人の話では、この茅葺きの社務所も茅葺部分から雨が漏るので、沼田の業者に修復してもらったそうです。
また、二宮赤城神社の宮司さんは伊勢崎の方で、伊勢崎から通ってここを管理しているそうです。何でも兄弟で宮司をやっている方みたい。
ご老人と話をしていたら丁度夕方の五時になり、宮司さんが庭を掃き、拝殿などの鍵をかけていました。お勤めご苦労様の気持ちを込めて、赤城神社を後にしました。敷地が広く、歴史を感じさせる二宮赤城神社でした。
貴重ないい話をたくさん聞かせてくれたご老人にも感謝です。お世話になりありがとうございました。
場所:二宮赤城神社
住所:群馬県前橋市二之宮町886
拝観料:無料
駐車場:無料あり
二宮赤城神社の場所と地図