牧野氏ゆかりの大胡城址を空撮動画で紹介します!
大胡城址跡をドローンで空撮
数々の遺構が残る牧野氏ゆかりの前橋市の大胡城址をドローンで空撮しました。
牧野氏まつりを開催している大胡城址にやって来た!
県内には戦国期のたくさんの城跡はありますが、調べる限り大きな天守閣を持ったお城は見あたりません。知り合いに日本全国の有名どころのお城は全て制覇している歴史と大の城好きの方がいます。群馬県内にもたくさんの城跡がありますが、知り合いがここだけは行った方がいいと言われたお城をここで紹介します。紹介している城跡は戦国時代の遺構がちゃんと残存していて、なおかつ歴史的な背景もそれなりに判明している群馬県内の城跡です。
そこで今回は前橋市河原浜町の大胡城にやってきました。
大胡城は豪族の大胡氏によって築城され、徳川初期には牧野氏によって治められていた平山城。現在、春には花見のスポットになるようです。
あ、そうそう、ちなみに平山城とは平野の中にある山や丘に築城された城のことですよね。
整備された大胡城祉本丸址へ続く入口階段。大胡城入口のトンネルをくぐるとここに辿り着きます。本丸址は階段を上ってすぐの所。
戦国当時の大胡城跡イメージ画像。大胡城は天文年間(1532年〜1555年)に築城されたとされています。廃城は元和2年(1616年)。
小生のようなお城のど素人は、大胡城跡イメージ画像はありがたい。
大胡城本丸から見える平和な現代の景色。
現在大胡城址では毎年牧野氏まつりを開催中。看板によると牧野氏まつりは今年で三回目らしい。牧野氏まつりの牧野氏とは、養林寺に眠る大胡城主だった牧野康成公。大胡地区の基礎を築き上げた城主で、その功績を称えながら城下町大胡を全国に宣伝する催しらしい。
当日は大胡武芸行列と銘打ち、大胡祇園まつりのメイン通りを練り歩き、大胡城址本丸で大胡城演武絵巻(鉄砲演武や剣術、忍術)などを開催とのこと。
高い土塁や空堀など遺構がしっかり残っている大胡城址
大胡城の主な歴代城主はこの地域の豪族であった大胡氏、新田の横瀬氏、上泉信綱氏、北条高広氏、大胡高繁氏、牧野康成氏、牧野忠成氏となっている。中でも牧野まつりが開催されるように大胡城は牧野康成公の居城として知られている。牧野康成公は徳川家臣のひとり。
現在大胡城址の二の丸は駐車場になっていますが、本丸の高い土塁や空堀をしっかり確認することができます。城跡の遺構は曲輪に石垣、土塁、空堀、土橋、虎口などが確認できます。街を見下ろせる本丸からの景色は赤城山もキレイに見えてなかなかのなかなかだ!
二の丸跡の桝形門虎口周辺にはこのように石垣が残ってます。下の写真は水の手門跡の遺構。この石垣などの遺構は徳川家家臣の牧野氏によるものではないかと云われています。
高台にある大胡城本丸跡は整備され、とにかく景色が良くだだっ広い!
本丸主要部の北側には北城があったようですが、現在ここは大胡幼稚園になっています。北側は川で区画され、本丸の高い土塁は見ごたえがありますね。
桝形門跡方向から見た大胡城二の丸跡、現在は駐車場。
場所:大胡城址
住所:群馬県前橋市河原浜町付近
見学料:無料
駐車場:あり
最寄駅:上毛電鉄の大胡駅から徒歩で約30分
大胡城址の地図とアクセス